生きづらさを感じているN君⑤
消極的選択法
職場でなぜか悪い立場に追い込まれてしまうN君。
転職活動中にまで厳しい対応をされしまう。
前回までの記事です↓
生きづらさを感じているN君① - そうだん日記帳〜心地よく過ごしたい〜
生きづらさを感じているN君② - そうだん日記帳〜心地よく過ごしたい〜
生きづらさを感じているN君③ - そうだん日記帳〜心地よく過ごしたい〜
生きづらさを感じているN君④ - そうだん日記帳〜心地よく過ごしたい〜
アルバイト契約社員として7年あまり同じ職場で働くN君です。
辛い職場環境におかれながらも、今まで転職及び転職活動する勇気が持てなかったのですが、
『契約更新しない』と言われ、ようやく重い腰を上げなければいけなくなりました。
先日N君には『5年無期転換ルール』というものをお知らせしました。
同じ職場で通算5年以上働いている人から『無期雇用にしてほしい』と申告されたら会社はそれを受け入れなくてはならないというルールです。
『5年無期転換ルール』詳しくはこちら↓
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11201250-Roudoukijunkyoku-Roudoujoukenseisakuka/0000177137.pdf
上記のことをN君に話したのが契約更新日(9/15)の1ヶ月半前の8月初め。
N君の選択肢として
① 5年ルールを行使する→この職場に残る
② 5年ルールを行使しない→転職活動をする
の二択なわけです。
賢く考えたら、まず5年ルールの権利を行使しておいて転職活動するならしたらいいのでは、と思うのですがN君はその方法を選択しませんでした。
彼の思考回路では
5年ルールの権利行使する➡︎何を言い出すんだ?!と思われる➡︎その後の立場が悪くなる➡︎それはできない
となるのです。
だから転職活動は仕方なくしなくちゃいけない。
それはN君にとってのリスクヘッジです。
もし更新してくれないとしたら次を決めておかなくてはいけません。
決まる確約はどこにもありませんが。。。
次の職も決まらない、今の職場も契約を切られた、となったら今よりもっと深刻な状況になります。
そうなったとしても、今のN君はそれを招いてしまったのは自分だと言わざるを得ません。
何か事を起こすには『覚悟』と『勇気』が必要です。
今までN君はそれをできるだけ避けてきました。
転職するにも『覚悟』と『勇気』が必要です。
N君はそれが出来ずに嫌な職場であっても7年間も耐えてきました。
消極的な選択をしてきたというわけです。
消極的選択にも大変さはもちろんあります。
N君は耐えに耐え抜いて今の場所にとどまっているのですから。
勇気を持てないまま、今回『契約更新しない』と言われ、ようやく転職を本気で考えるに至りました。
そして現在9/15は過ぎましたがどうなったでしょう。
会社からは契約更新打ち切りの動きはなく、来月のシフト表に普通に自分の名前が入っていた、とのこと。
少しシフトが減っていたという他は何も変わりないとのことです。
おそらく『契約更新しない』というのは上司のただの脅しだったのかもしれません。
それもN君は少し見越していたのかもしれません。
転職活動がうまく行かなければ、この職場でこの状態がまたこの先ずっと続いていくのでしょう。
そして不平不満を吐き出しにずっとここに相談にやってくるのでしょう。
そして次また何かが起こって今の状態が脅かされると今回のように最小限の覚悟で進める道を模索するのでしょう。
進まずに足踏みしてる時間もあっていいと思うのですが、N君のようにずっと覚悟や勇気を持てずにいるのは実は問題を先送りにしてるだけです。
機を待つというのはあります。
それはN君のそれとは明らかに違います。
『機を待つ』というのはただの足踏みではなく、チャンスが到来したときのための準備をするという静かで積極的な行動です。
N君も不平不満を吐き出して自分の正当性を理解してもらう行動だけではなく、『機を待って』着々と準備を積み上げることができたら、その期間をパッシブかアクティブに変えることができるのですが。。。
『少しの勇気を持ってください』
ここで使いたい言葉ですね^ ^
読んでいただきありがとうございます。
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