そうだん日記帳〜心地よく過ごしたい〜

困りごとのお話から感じたことを書き綴ります。

親かつの心得⑥

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『親かつ』とは親が子供の婚活をする、あるいは子の就活に関わることらしいのですが、ここでは親と子供の『就活』についてお話させていただきます。

前回までの記事です。↓↓
親かつの心得①基礎編 - そうだん日記帳〜心地よく過ごしたい〜
親かつの心得② - そうだん日記帳〜心地よく過ごしたい〜
親かつの心得③ - そうだん日記帳〜心地よく過ごしたい〜
親かつの心得④ - そうだん日記帳〜心地よく過ごしたい〜
親かつの心得⑤ - そうだん日記帳〜心地よく過ごしたい〜

さて、前回のココロエで
『かわいい子には旅をさせよ』
と書きました。

彼らが取り組むことを肯定してください、
と言いましたが、実際なかなか難しいときがありますよね。

学生時代に力を入れて取り組んだことは何か?と尋ねるとどうしても答えが出てこない人がいます。

こちらもこの質問でかなり苦戦することがあります。

なかなか答えが出てこず、やっと口を開いたかと思うと

『ゲームですかね…』

ゲーム…か…


やっぱりゲームじゃダメか?サークル活動ならOK?

これをなかなかすっきり説明できず、苦労します。


ゲームも楽しむだけならやはり『力を入れて取り組んだ』とは言えないのだと思うのですが…

娯楽の域を脱して、試行錯誤や苦労があったり…

などと言うと

苦労=美談
なのか

という批判も出てきそうです。 


何より学生本人に対して説得力がない💦



じゃあ『苦労』って何だろう…
と掘り下げてみたくなります。

広辞苑より)
く-ろ-う【苦労】

①苦しみつかれること。
②骨を折ること。心配。労苦。「若いころから―する」
③(「御―」の形で)人に世話をかけること。また、他人の骨折りをねぎらっていう語

んーその通り
だけど聞いてるだけでウンザリしそうですね…

広辞苑より)
くろう-にん【苦労人】

多くの辛苦をなめてきて、よく世情に通じた人

これも…しっくりきません。
学生に受け入れられそうにない…

あれこれ色々調べていると、こんな言葉がありました。
 
~苦労とはそれそのものに価値があるものではなく、苦労した結果として人間がひと回り大きくなったと思えることが大きな価値なのである〜


私なりの解釈です。(「苦労」=「がんばったこと」「取り組んだこと」としています)
例えば
仲の良い友達同士で旅行に行くとします。
企画を自分が引き受けたとして、
予算やメンバーの意向に合わせて
行き先を調べ、候補をいくつかあげました。

この「行き先調べ」という作業を一つ取ってみます。

なるべく多くみんなの希望を取り入れることに苦労した、とか
予算内で遊べる場所選びが大変だった、とか
これらの作業、結構大変です。

その結果として「自分は人間的に成長したな」と思えるかどうかです。

『なかなか大変だったけど人間的に成長したかと言われるとそこまででは・・・ 』

であるなら「取り組んだこと」としては
まだ足りない、ということになるのではないかと思います。



それが、
自分が企画し計画を立てた旅行で参加メンバーみんなに満足してもらった、 

行き先選びの苦労があったり、みんなの意見を吸い上げて調整することに心を砕いたり、旅行中もスムーズにスケジュールが運ぶよう動き回ったり…

結果、
意見をまとめたり、説得したりすることに慣れた
コスト意識も高まった。 

メンバーが自分に一目置いてくれるようになった。
何より皆んなの喜んでる顔が嬉しい。
今後旅行以外にも幹事を引き受けてみたい。

↑これならどうでしょうか

「参加者が楽しめる旅行やイベント企画に取り組んだ」⬇︎
「企画して人を誘うことに抵抗がなくなった。皆んなも信頼してくれるようになった」⬇︎
=人間的にも成長した

と思える人もいるんではないでしょうか


他人から見てどう、というよりそのことを通じてちょっと強くなったとか、金銭感覚が養われたとか
自分自身でどう感じたか、なのかなと思います。

お母さんから見て
「がんばってない」
「そんなことがんばったうちにはいらない」
と感じても
本人が「成長できた」と思えている取り組みかどうか
まずは否定せず、その中身を聞いてみてください。

また本人が成長していることに気づいてないかもしれません。

それを通じて成長できるかもしれないのにやり切っていない場合などもあります。

そういうときにこそ彼らの動きをストップさせないで「かわいい子には旅をさせて」あげてほしいと思います。

彼らの活動に好意的に興味を持ってみてください。
好意的に興味を持って質問すると大抵はよく話してくれます。 


『◯◯は大変だったんじゃない?結構しんどかったでしょ』
などとねぎらうともっと嬉しそうに話してくれるように思います。

そして、就活の面接においても学業や部活やアルバイトのことしか話題にできないと思いがちですがそうではありません。

そういうリアルな生き生きした情報が面接官の心に響くのです。

オヤカツノココロエ
その五

がんばったことは学業に限らず

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